プロダクションノート 4
ギャルソン

　ある意味、本ゲームをいちばん特徴づける要素となっている「ギャルソン」は、クレアテック社長のみやおう氏のアイデア。
　一時期までは「屋台を置く」とか「成長すると複数の屋台がつながって大きな店になる」とか、「いたスト」や「モノポリー」にかなり近いかたちが検討されていたのだけれど、画面上の見た目も悪そうだし……というところで、(みやおう氏本人の話によれば)「TVCMでふと、洋式庭園に長いテーブルが置かれ、ギャルソンが給仕してる光景を見かけた」ことがきっかけとなって、

・料理を置くにはギャルソンを雇う。
・雇ったギャルソンは、給仕としての経験を積むにしたがって体が巨大化する。
・守備範囲の広がりは、ギャルソンの「手」の広がりで表現する(これは画面表示上の仕様としては結局ボツになったけれど、「きき腕」という着想そのものとしては残っている)

　……というユニークな設定が誕生した。

　ズラリ並んだギャルソンの「顔」をどうするのか、という点も少々紆余曲折があったが、最終的には、「天空界の住人」ということから、歴史上の有名人（ただし一部は架空の人物）に登場してもらうことになった。
　というか、実は一時期まではとある別のコンセプトに基づいてキャラクターが設定され、それはそれでなかなか笑えるイベントが発生したりしていたが、現在の仕様もこれはこれはこれで「濃い顔」ぞろいのラインアップとなったし、
「マタハリって誰？」
　などなど、歴史のお勉強になったりする面もあるので、よかったんではないかと個人的には思う。

●登場するギャルソンの素性を検索サイトで覗いてみましょう！●
(POWERD BY INFOSEEK)

• 小野小町
• サロメ
• シェリー夫人
• ルクレチア・ボルジア

PR PR PR PR

2000/10/?,11/14

←PREVIOUS EPISODE 戻る NEXT EPISODE→

本日の当サイト表示回数(主要ページ合計)回　訪問者数人